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時代とともに~供養の新しいかたち
2020-04-02

墓じまい件数は年々増加しています

昨今、お墓についてTVや雑誌などのメディアに取り上げられることが増え、墓じまいの認知度も高まってきています。
改葬(お墓の引越し)も年々増加傾向にあります。
厚生労働省が発表した「衛生行政報告例」では、以下のように年々改葬件数が増加しており、今後も増えることが予想されています。

  • 2014年度…約8万件
  • 2015年度…約9万件
  • 2016年度…約9万件
  • 2017年度…約10万件
  • 2018年度…11万5384件

墓じまい・改葬が増加している3つの理由

ここでは、墓じまいを選択した主な3つの理由を紹介します。

1.後継者がいないから

少子化が進行していることにより、将来墓守をする人がいなくなる可能性があるのでご自身が元気なうちに墓じまいをされる方もいます。
女性の子どもしかいない場合や生涯独身で過ごす方などが該当します。

2.お墓参りが大変だから

高齢化の影響で、遠くのお墓までの移動が体力的に辛いため墓じまいを考える人が増えてきました。
自宅近くにお墓を引っ越すことで悩みが解消されることが多いです。

3.金銭的負担が大きいから

お墓参りにかかる交通費などの費用や維持管理費を負担に感じるケースも少なくありません。
また、兄弟が少ない夫婦の場合、両家の墓を継ぐことになり金銭的負担が大きいため、一つのお墓にまとめたいというニーズもあります。

以上のように個々の事情はさまざまです。
①「後継者不在」②「お墓参りの負担」③「経済的負担」の3つの複合的な理由により墓じまいが増加していると考えられます。

墓じまいした後の供養方法は大きく3つ

  • 新しいお墓に納骨する
  • お墓をつくらずに散骨する
  • お墓をつくらずに自宅で供養する

1.ご遺骨の引越し


自宅近くにお墓を新しく建立して納骨する方法です。
従来の一般墓地の他、室内納骨堂や樹木葬、永代供養墓など新しい供養方法もでてきています。
近くにお墓を移すことで、理由②の「お墓参りの負担」は軽減することができます。
また、理由①の「後継者不在」であっても受け入れ可能な霊園も増えてきています。

2.散骨する


遺骨を海や山などに撒いて故人を供養する方法です。
散骨する前に、粉骨(ご遺骨のパウダー化)が必要となります。
お墓をつくる必要がないため、理由③の「経済的負担」を解消することができます。
一方、従来のお墓参りができなくなるため、心の拠り所を失ってしまうというデメリットがあります。

3.自宅で供養する


古い墓地から取り出したご遺骨を自宅で供養する方法です。
いつでもご先祖さまや故人を供養することができるので理由②の「お墓参りの負担」を解決できます。
散骨同様、お墓をつくる必要がないので理由③の「経済的負担」を解消することができます。
ペンダントや小さな骨壷に納めたりオブジェに加工するなど手元供養もいろいろな種類がうまれてきています。

墓じまいした後は「粉骨」がおすすめです

墓じまい後に粉骨することで得られるメリットを紹介します。

散骨することができる


粉骨することではじめて散骨が可能となります。
粉骨せずにそのまま撒く行為は刑事責任に問われる可能性があるので注意しましょう。

樹木葬にもおすすめです


自然志向の方を中心に樹木葬の人気が高まっています。
粉骨することにより自然に還りやすい効果があるばかりではなく公営霊園の抽選倍率において有利となるケースが多いです。

手元供養と併用が可能です


ペンダントなど手元供養の場合は粉骨したものを納めることが多いです。
分骨が容易となるため、一部を手元供養として残した後、散骨したり納骨堂などに納骨することも可能となるので供養の選択肢が広がります。

骨壷のサイズが小さくできます

粉骨することで、容積が4分の1程度になります。
骨壷を小さくすることができ、移動も容易になります。

衛生面でも効果があります

お墓から出したご遺骨は長い時間安置されていたことにより水を含んでいたり汚れてしまっているケースが多いです。
洗浄した後きれいなパックに納めることで衛生面でも安心ですので自宅供養の際に便利です。

複数の骨壷をまとめることができます

ご先祖さまの骨壷がたくさんある場合、粉骨することで骨壷の数を減らすことができます。
また、古いお骨の場合には故人名が不詳のケースもありますが、先祖代々としてひとつにまとめることも可能です。

まとめ

①年々増加している「墓じまい」の理由は大きく3つあります。

  • 1.後継者の不在
  • 2.お墓参りが負担
  • 3.経済的負担

②墓じまいした後のご遺骨の供養方法は大きく3つあります。

  • 1.新しいお墓へ納骨する
  • 2.お墓を作らずに散骨する
  • 3.お墓を作らずに自宅で供養する

③墓じまいした後にご遺骨を粉骨することでメリットが多くあります。

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