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時代とともに~供養の新しいかたち
2019-11-16

墓じまいした後のお骨の行き先②樹木葬

樹木葬とは、墓石の代わりに樹木や花などの植物にしたもので2000年頃に始まりました。
最初は寺院で始まりましたが、民間霊園や公営霊園などでも導入されています。
最近では自然志向の人やお墓にかかる費用を抑えたい人を中心に、樹木葬の人気が上がっています。
墓じまいをした後に取り出したお骨を樹木葬を選択して供養する方も増えてきました。
ここでは樹木葬のメリット・デメリットや費用などについてまとめてみました。

樹木葬と散骨の違い

樹木葬や散骨はそれぞれ自然に還る、という意味合いから自然葬ともいわれています。
では、樹木葬と山での散骨との違いとは何でしょうか?

樹木葬は、墓石の代わりに樹木を墓標としているのでお墓です。
お墓として許可を得た場所でしか行うことはできません。
「遺骨を収蔵」(樹木の根元に埋める)して供養します。

対して散骨は、お墓を作らない供養方法です。
散骨に関する規定がないため、届出などの手続きなく散骨することができます。
お墓として許可のない場所(例えば、自宅や自己所有の山林など)でも散骨可能です。
「遺骨を撒く」というのが散骨です。
遺骨を埋めると墓埋法に抵触します。

樹木葬のメリット

樹木葬のメリットとして以下の点があげられます。

1.通常のお墓に比べて費用が安い

通常のお墓を建てるときは約100~300万円程かかるといわれているのに対して、樹木葬の場合には墓石代がかからないため費用を抑えることができます。
地域や条件などによって違いはありますが、樹木葬の平均費用は約70万円です。

2.後継者の必要がない

通常のお墓による埋葬を行う場合、故人の親族などが代々墓石を引き継ぎ、管理しなければなりません。
それに対して樹木葬の場合は、墓石を作るわけではないので何世代にもわたって引き継ぐ必要性がありません。
後継者の問題がなくなるだけでなく、霊園・墓地管理者が代わりに管理してくれるので管理の問題も同時に解消できます。

3.自然に還ることができる

本来、樹木葬とは自然保護の観点から、遺骨が自然に還ることをコンセプトとしており、環境保全への貢献を願う人が選ぶ葬法です。
「死んだら自然に還る」「木を植えてその下で眠る」という遺志がある人にとっては、希望がかなう、魅力ある葬法と言えるでしょう。

4.宗旨・宗派を問わないことが多い

「自然に還る」ことがコンセプトであるため、宗旨宗派を問わずに埋葬できるところがほとんどで、宗教によるしきたりはありません。

樹木葬のデメリット

1.樹木や花が枯れてしまう可能性がある

樹木や花は自然の植物ですから、枯れてしまうことも考えられます。
枯れてしまった場合に、新しい苗木を植えるといった対応をしてくれるのか、購入前に確認しておきましょう。

2.後から遺骨を取り出せない

骨壺を使うところは別として、遺骨を土に還すことを目的とした樹木葬では、一度埋葬すると取り出すことは難しいです。

3.契約期間が決まっていることが多い

多くの霊園では、決まった期間(13回忌や17回忌などの年忌法要など)で契約終了となることが多いです。

樹木葬霊園の種類

樹木葬霊園は大きく3つの形態に分類されます。

1.ガーデニング(庭園)型タイプ

ごく限られたスペースに、シンボルツリーや花木を植えたタイプです。
寺院の境内墓地や霊園の一角でも見られる、“都市型”の樹木葬といえます。
メリットとしては、交通の便が良いことや美しく整理された庭園であること等があげられます。

2.公園型タイプ

芝生を植えたりするなどして、まるで公園のような自然が感じられる環境整備が成されたタイプです。
見晴らしがよく明るい雰囲気で、お墓参りのみならず散策していて気持ちが良いことがメリットとしてあげられます。
また、里山型とは違いきちんと整備されているため、休憩所や洗面所などが備えられていて安心感があることも、メリットの一つでしょう。

3.里山型タイプ

自然を極力残すことがコンセプトのため、整地は最小限です。
里山型樹木葬のメリットは、なにより自然に優しいことです。最小限の整備のため、自然保護に参加できているという実感を味わうことができるでしょう。
デメリットは、里山のためアクセスが悪い場合が多いことです。
また、場所によっては休憩所や洗面所等が設けられていないこともあるので、不便さは否めません。

埋葬方法による分類

1.合祀型

合祀型は、目印となる木の周りに、ご遺骨を他の方のご遺骨と一緒に埋葬する方法です。
他の埋葬方法よりは、費用を低く抑えることができます。
また合祀型の場合、年間の管理料も不要とされることが多くなっています。
合祀型の埋葬では、ご遺骨を粉骨にして合祀することが多いです。
一度埋葬した後にご遺骨を区別して取り出すことはできないので注意が必要です。

2.個別埋葬型

個別埋葬型は、目印となる木の下に個別の区画を設けてご遺骨を区別して埋葬する方法です。
1本の木に1つの世帯が基本で、合祀型のように他の家族の方のご遺骨と混ざることはありません。
また埋葬される区画が明確に区分されていますので、通常のお墓と同じような感じでお参りすることもできます。
一方で、通常のお墓に近いため、使用料は割高となります。
年間管理費も必要とされることが多く、3つの埋葬方法の中では一番費用が高い埋葬方法になります。

3.共同埋葬型

共同埋葬型は、目印となる木の周りに何体かのご遺骨を埋葬しますが、合祀型とは違い、ご遺骨ごとに分けて埋葬します。
他の方のご遺骨と混ざることはありませんが、その分合祀型より費用は高くつくため注意が必要です。

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~筆者のひとりごと~

自己紹介:40代男性。妻と長女の3人暮らし。涙もろくロマンチスト。

例として、都立霊園の小平霊園では樹木葬を行うことができます。
毎年募集されていますが、人気があるため抽選倍率が高くなっています。
(平成29年度:約9倍、平成30年度:約8倍、令和元年度:約15倍)
※応募条件により違いがあります、ご了承ください。
粉骨(お骨のパウダー化)することにより、倍率がおよそ3倍低くなり当選しやすくなります。
公営霊園での樹木葬をお考えの方は粉骨がおすすめです。

洗浄・粉骨サービスについて詳しくはこちら

最後まで記事を読んでいただき誠にありがとうございました。

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