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時代とともに~供養の新しいかたち
2020-09-22

多様化する供養方法について


従来、家族が亡くなったときはお墓に納骨する、というのが一般的でした。
お墓といってもいろいろなタイプのものがあります。
また、お墓を作らずに供養する、というケースも増えてきています。
ここでは、多様化している供養方法についてご案内します。

石のお墓にもいろいろ種類があります

1.継承墓


一般的なお墓の形態で、先祖代々つないでいくお墓を「継承墓」とよびます。

親から子、子から孫へと代々継承していくタイプで、家族の代表が墓守として管理していきます。

「〇〇家之墓」や「〇〇家先祖代々之墓」と墓石に彫刻されているのをよく目にしますが、これらは「家墓」ともよばれ、継承墓の一種とされています。

現代、継承墓は減少傾向にあります。

少子化や後継ぎがいない等の社会問題が原因とされています。

2.個人墓と夫婦墓


「個人墓」とは、故人ひとりだけで入るお墓のことをいいます。
「夫婦墓」とは、夫婦ふたりだけで入るお墓のことをいい、「二人墓」ともよばれます

子孫に継承する必要がないため、お墓のデザインなどを自由の選べる点がメリットといえます。

また、跡継ぎがなくお墓参りやお墓を管理する人がいない場合でも墓地管理者によって整備、管理してくれる点は安心感があります。

一般的に個人墓や夫婦墓の場合、33年または50年といった期間を経過すると合祀墓へ移されるケースが多いです。

3.両家墓

「両家墓」とは、ご両家の墓をひとつにまとめたタイプのお墓を指します。
少子化問題によりお墓の継承者がいない家系が増えたため、最近ではニーズが高まってきています。
例えば嫁いだ娘が嫁ぎ先のお墓と実家のお墓を合わせて両家墓を選ぶ傾向にあります。

従来では別の場所にある両家のお墓を一度にお参りすることができるため、参拝者の負担が軽減される効果が期待できます。
お墓までの移動や清掃なども一度で済ますことができるでしょう。

両家墓の注意点として、家族や親族とよく話し合って決める必要があります。
親族間のトラブルや関係悪化にも関わってきますので事前の相談が大切です。

4.共同墓


「共同墓」とは、多くの人の遺骨と共に埋葬されるお墓のことで「合葬墓」「合祀墓」ともよばれます。

共同墓の最大のメリットは費用の安さにあります。
墓石を建てる費用や管理費が発生しないのでコストをおさえることができます。
後継者がいなくても供養することができ、子どもに迷惑をかけたくない等の理由で共同墓を選ばれる方が増加傾向にあります。

他人の骨と一緒になることに抵抗のある方は避けるべきでしょう。
一般的に共同墓は、遺骨を骨壺から取り出して他人の骨と混ざった状態となるので、後になって遺骨を取り出すことができなくなるので事前の注意が必要です。

共同墓について詳しくはこちら

石のお墓を作らない供養方法

1.室内納骨堂


「納骨堂」とは、遺骨を納める収蔵スペースがある建物のことです。
現在では、お墓の代わりとして利用したいニーズが高まり、マンション型の大規模な納骨堂も誕生しています。

一般的な外のお墓と比較して室内納骨堂にはいくつかのメリットがあります。
室内にあるため、天候に左右されず快適にお参りすることができます。
草むしりや清掃などの管理が不要です。
アクセスが良く駅近にあることが多いので、年配の方でも安心してお参りすることができる点はメリットといえるでしょう。

室内納骨堂について詳しくはこちら

2.樹木葬


「樹木葬」とは、墓石の代わりに樹木を墓標とするお墓のことです。
自然が好きな方にとっては魅力的な供養方法です。
霊園・墓地側が管理してくれるので跡継ぎの心配がないこともメリットのひとつです。
樹木葬の場合、骨壺のまま納めるタイプと骨壺から遺骨を取り出して埋葬するタイプがあるので事前に確認したほうがよいでしょう。

樹木葬について詳しくはこちら

3.手元供養


「手元供養」とは、自宅などの身近なところに遺骨を保管することで自宅供養ともよばれます。
粉骨(遺骨のパウダー化)してペンダントなどのアクセサリーに一部の遺骨を納めて身につける方もいます。
故人を身近に感じていたい、という遺族の思いから手元供養を選択される方も増えてきています。

手元供養について詳しくはこちら

4.散骨


「散骨」とは、遺骨を埋葬ではなく自然に撒いて供養する方法を指します。
自然志向の方を中心に昨今人気が高まっています。
沖合の海に撒く「海洋散骨」が主流ですが、山や空、宇宙散骨などさまざまな種類があります。
散骨する際は、遺骨だとわからないように粉骨(遺骨のパウダー化)が必須ですので注意が必要です。

散骨について詳しくはこちら

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